酒造りのこだわり
良質の米
焼酎の歴史が始まった16世紀、日本でまださつま芋が栽培されていない頃、焼酎といえば米焼酎でした。
1546年、ポルトガル人アルヴァレスがザビエルへ報告した日本を代表するプレミアムな蒸留酒は米焼酎。そして1559年、人吉のおとなりの大口の八幡神社で日本史上初めて「焼酎」の文字が残されましたが、これも米焼酎であったと考えられます。
そもそも、人吉球磨を治めていた相良氏はかつて強力な海軍を持ち、大陸との交易も盛んだったといいます。だから日本で最初に焼酎蒸留技術を導入したのはこの相良氏だとも考えられています。
もちろん当時からもっとも贅沢で美味しい焼酎は米焼酎。日本人の主食として日本の生活文化の根底を成す米を使用した球磨焼酎は、日本の蒸留酒の源流ともいえる焼酎です。
そして江戸時代を通じて、相良藩のもと、プロの職人たちはプレミアムな焼酎として米焼酎を造り続けてきました。
このような長い米焼酎の伝統の上に球磨焼酎はあります。「温泉焼酎」「牛乳焼酎」をはじめとする大和一酒造元の焼酎は、日本の米の中から良質の米だけを厳選して原料としています。