酒造りのこだわり
手作業の麹づくり
麹造りとは、蒸した米に麹菌を繁殖させて米麹を造る作業です。
焼酎造りの最初の工程ですが、これに失敗するとうまい焼酎はできません。まさに初めが肝心なのです。麹菌は、温度や水分など環境の変化に影響を受けやすく、
それが焼酎の味や香りを大きく左右します。
およそ46時間、昼も夜も順調に菌が成長し続けるよう人間が手助けしてやらなければなりません。
最近は効率化のためにこの作業を機械(製麹機)で行う酒造場も増えてきたが、当社ではあくまで手造り。経験豊かな杜氏の肌で、目と舌、鼻、指先など五感をフルに使って麹の微妙な状態を見極め、寒くないか、熱が出てないか、やさしく見守ります。
まさに我が子を育てるように麹を育てる。そうしてはじめて麹が活き活きと元気に成長し、うまい焼酎ができるのです。